Blog of MASUYA
Bread and Wheat Creation Press Journal

スタッフおすすめパンブログ第119弾「ボヌールマスヤのシュトーレン2017」

December 20, 2017

みなさんこんにちは。

今回ますやパンブログを担当いたします、ボヌール製造スタッフです。

私が今回紹介する商品は「シュトーレン」です。

クリスマスが近くなるとパン屋さんやお菓子屋さんでよく見ると思いますが、どのようなパンなのでしょうか。

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シュトーレンとは、ドイツやオランダでクリスマスの時期に食べられている伝統的な菓子パンのことで、普通のパンよりどっしりと重く日持ちがします!

ますやで作っているものは、イーストの入った生地に洋酒につけたフルーツ・くるみ・アンゼリカ・ドレンチェリーがたっぷりと練りこまれています。(ちなみにアンゼリカとは、フキの砂糖漬けのことです。)

焼きあがった後すぐバターにくぐらせたっぷりの砂糖をつけ、冷めたら最後に粉砂糖をまぶして完成です!

 

一般的にシュトーレンは、一気に食べるのではなく、少しずつスライスして食べます。

なぜかというと、時間をかけて食べることによってフルーツの風味などが馴染んでより一層美味しくなるからです!(ドイツではクリスマスの4週間前から食べ始めます)

 

シュトーレンの歴史は古く、原点となるものは1329年にドイツのナウムブルクという街で誕生したといわれており、クリスマスの贈り物として司教に献上されていました。

誕生当初は、宗教の関係により断食期間中はバターもミルクも禁止だった為質素なパンでしたが、1491年にバターの使用が許可され、現在の形に近いフルーツやナッツをふんだんに使ったお祝いのパンに変わっていったようです。

発祥の地であるドレスデンという街では今でも毎年12月に「シュトレン祭り」が行われ巨大シュトーレンが振舞われています。

シュトーレンは薄く切って食べるのでドライフルーツが少し苦手、、という方でも美味しく食べられると思います♪

クリスマス期間限定の商品なので是非この機会に食べてみてはいかがでしょうか。