満寿屋パン MASUYA scince 1950

2018/07/18

十勝の天気と小麦

十勝の天気と小麦

暫くアップできず、申し訳ございませんでした。

というのも、十勝は例年になく雨と曇天続きとなっており、特に6月から現在にかけての日照時間は、去年の半分ほどとなっており、雨の天気のネタしかありませんでした(写真が撮れなかったというのもあります)。
6月でも朝は10度を切る日があり、農家さんも「こんなに寒く天気のない6月はここ何年か経験がない」という事でした。

小麦の大事な成長の期間はいくつかあるとの事ですが、
①播種から芽吹き(播種のタイミング)
②秋播き小麦なら、雪の下での越冬
③雪解け後、追肥からの成長、出穂
④受粉
という所で、①から③までは順調だったのですが、穂が成長して開花するのが大体5月末から6月にかけてで、どの被子植物も同じだと思いますがとにかく受粉がうまくいかないと種が出来ません。小麦は自家受粉(同じ花の中で受粉が出来る)なのですが、雨だとしっかり受粉が出来ないとの事です。

それが、今年の6月はほぼ晴の日がありませんでした。
nishojikan2018.jpg
青いラインが今年の日照時間の累計で、6月中旬からは横ばいになるほど、異常な天気が続きました。

こちらが驚きの生データ。
wethdata.jpg
あらため雨と曇りのオンパレードにびっくりです。
開花はちょうど6月末ぐらいでしたが、ちゃんとした晴れ間を見ませんでした。

こんな月があるのか、というぐらいまともに晴天を見る日が1月近くなく、農家さんもわれわれパン屋も雨の中の小麦を見ながら、天気の話しばかりしておりました。

ただ、ある農家さんが雨の中の小麦畑のど真ん中で言われていて印象に残ったのは、「小麦はその時の天候や気温を感じ取って、その時のベストを尽くして種(小麦)を残している」という言葉です。

小麦はどんな天候でも最善を尽くそうと生きている、という事にあらためて、小麦というのは我々と同じ生命なのだと感じました。

農家さんが、ずっとされてきたように、小麦の力を信じようと思います。

7月半ばとなり、小麦の穂がだんだんと色づいてきました。
julywheat.jpg
曇天の空が続きます。
写真は清水町佐藤農場のディンケル小麦の圃場 2018/7/18撮影

また成長の様子を農家さんに聞いてみようと思います。

弊社も小麦畑のパートナーの一員として十勝に根ざして運営していますが、農家さんと同じように感じる事ができるようにもっと勉強したいと思います。

Wheat Reports by Farmers

農家さんからのレポート