十勝産の材料にこだわって作ったしっとりほろほろの生地に、ブランデーに漬け込んだドライフルーツをたっぷり混ぜ込みました。ひとつづつ丁寧に形作ったシュトレンがまとうのは、十勝ならではの「てんさい糖」の衣。バターのコクとワインが香る、飽きの来ない焼き菓子です。

十勝の塩―――

2020年に完成した「十勝の塩」は、満月の夜に広尾町音調津で汲み上げた海水を、釜炊きで煮詰めてつくっています。広尾町の鈴木牧場、鈴木敏文さんが5年の歳月をかけてつくりました。この塩の誕生でパン作りに必要な基本の材料がすべて、十勝産で揃えられるようになったのです。

十勝産小麦100％―――

十勝本別町、前田農産の「きたほなみ」「はるきらり」がメイン。シュトレンにぴったりのオリジナル配合で、しっとりほろほろの食感を実現しました。

十勝ワイン・ブランデー ―――

たっぷり混ぜ込んだドライフルーツ。漬け込んだのはもちろん十勝産のワインにブランデー。生地は水の代わりに濃縮したワインで捏ね上げているので、ほんのり色づき、香り高く焼きあがります。

よつ葉バター ―――

十勝の乳業メーカーよつ葉のバターを溶かし、上澄みだけを贅沢に抽出。その中に焼きたてのシュトレンをくぐらせ、たっぷり染み込ませました。乾燥を防ぎ、コクをプラス。よりおいしくしてくれます。

北海道産てんさい糖―――

仕上げは粉糖の代わりに細かく砕いたてんさい糖。優しい甘さで、やわらかくコーティングしてくれます。てんさい糖をつかうのは、麦音ならではのオリジナリティを表現するためです。