パン・オ・ルヴァンの美味しい秘密
September 21, 2013
こんにちは!
秋めいてきた今日この頃、食べ物がおいしい季節ですね。
暑すぎず寒すぎず、長~い北海道の冬が来る前の今が一番いい季節かもしれません。
さて今日はオススメ商品のご紹介。麦音限定「パン・オ・ルヴァン」です。
できあがるまでを画像満載で、ちょっとだけ秘密を大公開!
パン・オ・ルヴァン…ルヴァンとはフランス語で発酵させた小麦粉の生地。パン種のこと。このパン種を使ったパンの事を「パン・オ・ルヴァン」と呼びます。
麦音のパン・オ・ルヴァンは2種類。プレーンな「プティ・ルヴァン」とくるみとレーズンたっぷりの「ノア・レザン」。
なんといっても1番のポイントは、地元の小麦農家福島さんが丹精込めて育てた有機栽培小麦「キタノカオリ」を使っていること!

JAS規格に適合し認定された、れっきとした有機食品です。
この小麦を地元の製粉会社さんに挽いてもらった、全粒粉100%。

体にも良くて環境にも優しい、そして地元産。
ますやパンが目指すところを象徴するようなパンなんです。
こんなに素敵な小麦を使うのだから、あまり余計なものを入れないシンプルな配合で。だから今回はハード系のパンになりました。
ちょっとだけ暴露すると、自家製りんご酵母で風味をプラス。ナイショの材料で香ばしさをプラスしています。
材料を混ぜて、寝かせて。できあがった生地がこちら。
ノア・レザンの生地にはたっぷりのくるみとレーズンを混ぜ込んでいます。




大体は分割がすんだ生地は丸めて少し休ませるんですが、パン・オ・ルヴァンは全粒粉100%。比較的グルテンが弱いので、生地がダレやすいんです。だからそこはちょっと飛ばしてすぐに次の工程、成型へ進みます。
まずはノア・レザン。くるみとレーズンを混ぜ込んだ生地をプレーンな生地で包みます。レーズンが焦げるのを防ぐためと、もちろん見た目も素敵にするためです。




次はプティ・ルヴァン。小さくても1つずつ丁寧に形作っていきます。


成型後、少し生地を休ませたらいよいよクライマックス!窯入れです。崩さないように、丁寧に並べて…

粉をたっぷりめに振り掛けます。

クープ入れはパンの顔を決める大事な仕事。ちょっとしたコツも必要です。



綺麗に整ったパンはそのまま窯へ。美味しく色づくまで焼き具合を見ながらしばし待ちます。

最近はいろんなパンが気軽に買えるようになりました。いわゆるハード系と呼ばれるシンプルな食事パンも、ずいぶん種類が増えましたよね。
カンパーニュやバタール、バゲット、ブール、クッペ。ライ麦パンも定着してきて、最近ではチャバタが流行っているようです。
お米が主食の日本ですが、これらのパンはおかずと一緒に晩御飯に食べても十分な満足感がありますね。
皆様の食卓に気軽にのぼるパンの中に、このパン・オ・ルヴァンも混ぜてもらえたらとっても幸せだなぁと思います。ハイ。
さあ、香ばしく焼きあがりました!やけどしそうなほどアツアツの焼き立てを店頭へ。





パン・オ・ルヴァンは少し酸味があります。
オススメの食べ方として…
プティ・ルヴァンは、熟成の深い生ハム(プロシュート)とハードなチーズ(ラクレット)を薄切りにしたものを挟んだサンドイッチとして。
ノア・レザンは薄く切って発酵バターを塗ったり、そのままエスプレッソと一緒に。ヨーグルトも添えれば体に嬉しい朝ごはんになります。
酸味を活かした美味しさをぜひお試しくださいね。
麦音(むぎおと)
6:55~20:00
帯広市稲田町南8線西16-43
0155-67-4659