Blog of MASUYA
Bread and Wheat Creation Press Journal

スタッフおすすめパンブログ第155弾「麦音のオドゥブレ十勝」

March 10, 2019

みなさんこんにちは!
今回パンブログを担当させていただきます、麦音製造スタッフです!
ここ最近は季節の変わり目ということもあり、気温の変化が激しいので体調に気をつけて日々の生活を送って行きましょう。
さて、今回私が紹介するのは「オドゥブレ十勝」という商品です。

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そもそも「オドゥブレ十勝」と初めて耳にするお客様もいるかもしれません。このパンは十勝のパン職人達が集まり「十勝パンを創る会」を設立し、6年の歳月をかけて完成させたパンです。

大きな特徴として、十勝産希少品種の小麦『キタノカオリ』を100%使用、加水率が115%という点があります。まず『キタノカオリ』は吸水性が高く、パンになった際に、甘みと強いモチモチ感、深い味わいと香りがあります。そして『加水率115%』にすることで(食パンで通常60〜70%)キタノカオリの特徴である吸水性の高さを最大限に生かすことができます。

その結果、みずみずしく、甘みと旨みのあるパンに仕上がります。ちなみにこのパンの仕込みをする際はミキサーなどの機器を使わず、全てますや職人の手作業により仕込まれています。

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実際に「オドゥブレ十勝」を仕込んでいるますや職人に話を伺い、仕込み・焼成の際に気をつけていること、やるべきことの2つを聞くことができました。
①パンチの見極め、回数は5回
②分割、焼成までの時間は3分以内

まず①のパンチについてですが、パンチとは「生地の発酵中に発生したガスを抜く技法」のことです。そうすることでイーストの働きを活発にし、生地の力も強くなり、焼成した際に粉の風味が引き出されボリュームがでます。「オドゥブレ十勝」を仕込む際はパンチを5回行います。(通常3回程度)また、1回のパンチをする際にパンチをしすぎると生地がだれやすくなってしまうので見極めが大切になります。

次に②ですが、分割から焼成するまでの時間が長いと、焼きあがった際にボリュームがあまりでなくなり、見た目の悪いパンが出来上がってしまいます。

お店に出ている「オドゥブレ十勝」は、こういったますや職人の技・スピードにより日々生み出されているんです!

主役としても脇役としても美味しくいただくことのできる「オドゥブレ十勝」ですが、暖かくなるこの季節に美味しく食べることができる食べ方をここに載せておきます。
まず、側面から切り込みを入れ1〜1.5分ほどトーストします。外はカリッ、中はモチッとする感触になったらトースターから出し、切り込みを入れたところに好みのジャムを塗り、最後にバニラアイスを適量入れたら完成です。

そのままでも美味しい、また自分でアレンジしても楽しく美味しく食べることのできる「オドゥブレ十勝」。是非ご賞味ください。